
500万ドルの仮想通貨盗難事件「Google」に対する訴訟問題に発展
アプリ配信を許可したGoogle側の過失を主張
仮想通貨ウォレットアプリで500万ドル(約7億4,000万円)相当の暗号資産が盗まれた事件が、Google(グーグル)に対する訴訟問題に発展していることが複数メディアの報道で明らかになりました。
これは被害者の仮想通貨を盗んだ仮想通貨ウォレットアプリが「Google Play Store」で配信されていたためであり、被害者のMaria Vaca氏は「悪質な仮想通貨ウォレットアプリの配信を許可したGoogle側にも過失がある」と主張しています。
事件の原因となった仮想通貨ウォレットの名称は明らかにされていないものの、被害者は「Google Play Store」で配信されていた悪質な仮想通貨ウォレットをダウンロードしてしまったことによって仮想通貨を盗まれたとのことです。
「Google Play Storeで偽物や詐欺の仮想通貨関連アプリが配信されている」という指摘は以前から多数行われていて、仮想通貨関連のセキュリテイ企業や専門家などからも「そのような詐欺アプリに注意するように」との警告が行われていました。
裁判所がGoogle側の過失を認めるかどうかは現時点で不明ですが、一連の報道では専門家の意見として、今回の訴訟は「Googleが自社のアプリストアで悪質な仮想通貨ウォレットアプリが提供されていたことを認識していたか」や「それがどれくらいの期間放置されていたか」が重要になると説明しています。
公式ストアでも注意が必要
今後予想される展開は?
今回の訴訟問題によって、今後はGoogle Play Storeで仮想通貨関連アプリの審査基準がより厳しくなる可能性があるとも予想されます。
また、過去にGoogle Play Storeの仮想通貨関連アプリで資産を盗まれた経験がある人が、今回の訴訟を受けてこれに続く可能性もあるため、今後は問題が深刻化する可能性があるとも考えられます。
Googleがアプリの審査を厳しくすれば仮想通貨関連の詐欺アプリが減ると期待されますが、詐欺ではない一部の公式アプリが何らかの影響を受ける可能性もあるでしょう。
いずれにせよ、AppleやGoogleのアプリストアに仮想通貨関連の詐欺アプリが紛れ込んでいることがあるのは事実であるため、アプリをダウンロードする際などは安易に信用せず、疑いを持ちながらしっかりと調査してダウンロード・利用することが重要です。
※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=147.93円)
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