
XRP保有者に対するSpark(FLR)付与「配布比率の詳細」を発表:Flare Networks
XRP(リップル)保有者を対象に"Sparkトークン(FLR)"を無料配布することを予定している「Flare Networks(フレアネットワーク)」は2020年12月19日に、配布するトークンの正確な配布比率を発表しました。当初の想定では合計450億FLRが対象者に分配される予定となっていましたが、この数量は約458億FLRに変更されており、1人あたりの配布数量は「1XRP=約1.0073FLR」の比率の基づいて計算されると報告されています。
配布されるSparkトークンの「正確な配布比率」が決定
XRP Ledger上にスマートコントラクトを実装することを目指しているプロジェクト「Flare Networks(フレアネットワーク)」は、既存のXRP保有者に対して「Sparkトークン(FLR)」を付与するための準備を進めていましたが、先日19日には配布するトークンの正確な配布比率が明らかにされました。
Flare Networksは対象者のXRPを保有量を記録するために日本時間2020年12月12日午前9時00分にスナップショットを実施したため、このタイミングでXRPを保有していた上で"受け取り申請"を行なったユーザーはSparkトークンを受け取ることができることになっていますが、「請求できるSparkトークンの数量」は以下のような計算式で導き出すことができると説明されています。
請求可能なSpark数量の計算式
【請求できるSpark数量の計算式】
請求できるSparkトークンの数量=保有していたXRP÷(全てのXRP−Ripple社が保有するXRP−参加しない取引所が保有するXRP)×分配するトークン総数
【計算式の詳しい説明】
- 請求できるSparkトークンの数量=XRPアドレス保有者が請求可能なSpark量
- 保有していたXRP=スナップショット時に保有していたXRP量
- 全てのXRP=スナップショット時に存在したXRP合計量(99,990,822,918 XRP)
- Ripple社が保有するXRP=スナップショット時点でRipple社関連アカウント(エスクロー口座に保管された残高を含む)で保有されていたXRP合計量(54,172,271,587 XRP)
- 参加しない取引所が保有するXRP=スナップショットに参加していない取引所が保有するXRP合計量(322,744,698 XRP)
- 分配するトークン総数=XRP保有者に配布されるSparkの合計量(45,827,728,412 XRP)
「分配するトークン総数」の変更について
「分配するトークン総数」は元々"450億FLR"と想定されていたものの、Ripple社が保有するXRPの中に「FLRの請求が許可された慈善団体分のXRP」が含まれていたため、分配比率を可能な限り「1:1」の割合に保つための調整が行われ、"45,827,728,412FLR"へと変更されることになったと説明されています。
なお、予定より増加した「827,728,412FLR」はFlare財団の受け取り分(総発行枚数の30%)から補填されるため、FLRの総発行枚数はこれまで通り「100,000,000,000FLR」のままだとされています。
FLR配布比率は「1XRP=約1.0073FLR」
これらの数量を当てはめて計算すると、対象となるXRP保有者に配布されるSparkトークン(FLR)の数量は「1XRP=約1.0073FLR」の割合で求められることになります。したがって、スナップショット時に「10,000XRP」を保有していた場合には「合計10,073FLR」を受け取ることができることなります。
「Sparkトークンの受け取り」について
Sparkトークンの付与に対応している「XUMM」などのウォレットでXRPを保管していた場合は受け取り申請手続きを行うことによってSparkトークンを受け取ることができますが、暗号資産取引所でXRPを保有していた場合には「取引所側の対応」を待つ必要があります。
日本国内の暗号資産取引所は「Sparkトークンの配布」を行うために必要な手続きを実施していることを発表していますが、実際にそれらの取引所がSparkトークンを対象ユーザーに配布するためには"Sparkトークン取り扱い"が2022年6月12日までに「日本暗号資産取引業協会(JVCEA)」と「金融庁」に承認される必要があるため、国内取引所でXRPを保有していた人がトークンを受け取れるかどうかは『承認されるかどうか次第』ということになります。
なお「Flare Networks」は、2021年前半に予定されているFlare Networkのメインネット公開後に「受け取れるトークンの15%」を配布、その後は最低25ヶ月〜最大34ヶ月に渡って毎月平均3%の割合で「残りの85%のトークン」を配布することを予定しています。
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