
LINE「デジタル資産管理ウォレット」と「ブロックチェーンサービス開発基盤」提供開始
LINE(ライン)の暗号資産・ブロックチェーン事業を展開している「LVC株式会社」と「LINE TECH PLUS PTE. LTD.」は2020年8月25日に、ブロックチェーンサービス開発プラットフォーム「LINE Blockchain Developers」とデジタルアセット管理ウォレット「BITMAX Wallet」の提供を開始したことを発表しました。
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「サービス開発基盤・デジタル資産ウォレット」提供開始
LINE(ライン)は2018年4月に「LINE Blockchain Lab」を設立しており、ブロックチェーン技術を応用した分散型アプリケーション(DApp)の開発や、P2Pネットワークによる分散システムや暗号化技術の研究に取り組んでいます。
独自ブロックチェーンである「LINE Blockchain」を開発・運用している同社は、このブロックチェーンを基盤とした独自通貨「リンク(LINK/LN)」を発行している他、暗号資産取引サービスである「BITMAX(ビットマックス)」や「BITFRONT(ビットフロント)」を運営しており、「LINE Blockchain」を基盤としたトークンエコノミーの構想も打ち出しています。
今回の発表では、LINEが培ってきたブロックチェーン技術を外部に展開してブロックチェーンの普及を促進するために、企業のブロックチェーンサービス開発プラットフォームである「LINE Blockchain Developers」と、ブロックチェーンサービス内で流通するデジタルアセットを管理するためのウォレット「BITMAX Wallet」の提供が開始されたことが報告されています。
「LINE Blockchain Developers」とは
「LINE Blockchain Developers」は、LINE独自のブロックチェーンである「LINE Blockchain」を基盤としたブロックチェーンサービスを簡単かつ効率的に構築することができる開発プラットフォームであり、既存のサービスに手軽にブロックチェーン技術を導入したり、独自のトークンエコノミーを構築することができるようになっています。
ブロックチェーンサービスの開発環境は、LINEの開発者向けポータルサイト「LINE Developers」を通じたWebベースの開発者用コンソールとなっており、企業・開発者はブロックチェーンやセキュリティなどの技術的な問題を気にせずにUX(ユーザー体験)の向上などに集中することができると説明されています。
「LINE Blockchain Developers」の主な機能を活用すると「独自トークンの発行、キャラクター・アイテム・通貨などといったゲーム内資産のトークン化、取引履歴の透明性、データの収益化」などを行うことができ、これらのサービス内のトークンやアイテムのトランザクションは「LINE Blockchain Explorer」で確認することができるようになっています。
「LINE Blockchain Developers」の主な機能としては以下のようなものが挙げられています。
- 独自のトークンエコノミーを簡単に構築できる。実際にサービスインする前にはテストネットでトークンを発行してテストすることも可能
- 有形無形を問わずに、さまざまな物や権利をトークン化してブロックチェーンサービスで管理できる
- プライベートキーを使用することで、ブロックチェーン資産を各サービスで安全に管理できる
- スマートコントラクトの専門知識を有していなくても、各サービスをブロックチェーンと簡単に連携させることができる「RESTful API」を提供
- 「LINE Blockchain Developers」で構築したネットワークは各ノードを個別に管理する必要がないため、オープンAPIを利用して、ネットワーク全体を簡単に管理することが可能
- 「LINE Blockchain Developers」で構築した各サービス内で発行されるトークンを、LINE IDと紐づく「BITMAX Wallet」で管理・連携させることによって、LINEのユーザー基盤を活かしたサービスの構築や一部導入も可能
「BITMAX Walletm(ビットマックスウォレット)」とは
「BITMAX Wallet(ビットマックスウォレット)」とは、デジタル資産をまとめて管理することができるブロックチェーンウォレットです。このウォレットを使用すると、ブロックチェーンサービス内のトークンやアイテムなどのデジタル資産をまとめて管理することができ、ユーザーは1つのウォレットで様々なブロックチェーンサービスを利用することができます。
従来のブロックチェーンウォレットは、ウォレットの作成プロセスが煩雑で、管理にも手間がかかるため、ブロックチェーンサービスを利用したいユーザーの障壁となっていましたが、「BITMAX Wallet」は「LINE ID」を持っていればすぐに作成することができるだけでなく、LINE IDを用いてLINEの友だちと手軽にデジタル資産を送受信・交換することができると説明されています。
LINEは、今後も『あなたの毎日につながるLINE Blockchain』をコンセプトとして、ユーザーの日常生活に実際に適用できるブロックチェーンサービス・技術の提供を目指していくと述べています。
>>「LINE」の公式発表はこちら
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