
ビットコインのLightning Networkで「中央集権化」進む|研究者らが論文公開
ビットコイン(Bitcoin/BTC)の拡張性・送金速度・手数料など問題を解決できる技術として注目されている「Lightning Network(ライトニングネットワーク)」において"中央集権化"が進んでいることを報告した論文が2020年2月7日に公開されました。
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セキュリティ上の問題に繋がる可能性も
Lightning Network(ライトニングネットワーク)は、ビットコインの課題とされている拡張性・送金速度・手数料などの問題を解決することができる技術として以前から注目されていますが、2020年2月7日にスイス・フランス・イタリア・カナダの研究者チームによって公開された論文『ライトニングネットワーク:ビットコイン経済の中央集権化に向けた第2の道』には"ライトニングネットワークで中央集権化が進んでいること"が記されています。
研究者たちは、2018年1月14日〜2019年7月13日までの18か月間におけるライトニングネットワークの情報を分析した上で「ライトニングネットワーク上に預けられているビットコインの約80%を、わずか10%のノードが保有している」と報告しています。
論文の中には、実際に一部のノードが中核になっていたことを示す画像が掲載されており、ライトニングネットワークは分散的かつ階層的な構造を持つネットワークであることから"ノードの中央集権化"が進みやすいと説明されています。
16日目と34日目のライトニングネットワークデータに基づく理想的なネットワークグラフ。青色は中核となるノード、黄色は周辺ノードを表す。(画像:論文から引用)
16日目と34日目の実際のライトニングネットワークグラフ。オレンジと赤が中核となるノード(画像:論文から引用)
今回の論文では、中央集権化が進むことによって過半数以上の計算能力を支配したグループが取引を操作する「51%攻撃」が発生しやすくなるなどといったセキュリティ上の問題が発生する可能性があることも指摘されています。
ライトニングネットワークは、ビットコインを"実用的な仮想通貨"にするための重要な技術として期待されており、実際に現時点でも複数のサービスに活用されていますが、依然としてその問題点を指摘する意見は多数報告されています。
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