
ビットコインと金、等価値なら「1BTC=740万円」に|過小評価される理由とは
仮想通貨業界で言われているようにビットコイン(Bitcoin/BTC)が本当に「デジタルゴールド」として機能した場合、1BTCの価格は67,193ドル(743万円)になる可能性があります。実際に金の代用手段としてビットコイン機能するためには解決すべき複数の要因がありますが、一部では「将来的には金と同等の存在になる可能性がある」との分析も報告されています。
こちらから読む:JPモルガン分析では適正価格27万円「ビットコイン」関連ニュース
デジタルゴールドの価格は「67,193ドル」
25万人以上のフォロワーを抱える有名なトレーダーPeter Brandt(ピーター・ブラント)氏は、ビットコイン(BTC)の価値が世界の中央銀行が保有している33,000トンの金と等しい場合、1BTCの価値は67,193ドル(約743万円)になると語りました。
$67,193
— Peter Brandt (@PeterLBrandt) 2019年2月23日
This is what one $BTC will be worth if the the composite value of Bitcoin (at 21 MM mined) equals the value of the 33k tonnes of Gold $GC_F #GOLD held by the world's central banks.
67,193ドル
ビットコインの複合的な価値(2,100万採掘時)が、世界の中央銀行が保有する33,000トンの金の価値と同じになるのであれば、1BTCにはこれだけの価値があることになります。
「ビットコイン」と「金」は様々な場面で比較対象とされており、複数の似た性質からビットコインは「デジタルゴールド」とも呼ばれています。ピーター・ブラント氏のコメントはあくまでも「ビットコインが金と同等の価値を持っていた場合」の金額であるため、実際にこの金額に達するためにはビットコインがこれから金と同様の扱いを受ける必要があります。
ビットコインの評価を下げる複数の要因
ビットコインは将来的に「デジタルゴールド」として扱われる可能性があるとも言われていますが、現時点では技術的な理解が深く浸透していないことなどの影響もあり、詐欺やハッキングなどの事件が問題視されています。
また、仮想通貨関連の明確な規制が定められていないため、これらの犯罪行為は今後も続く危険性があるとも考えられており、金は価値の保存以外に「宇宙船や携帯電話などの電子機器部品」としても使用されているため、現時点でのビットコインは「価値の保存手段とは言い難く、金などの貴金属には及ばない」との評価を受けています。
実際にビットコインが金のような価値を持つためには「環境整備」や「より実用的なユースケース」が必要であるとも言われていますが、最近ではLightning Network(ライトニングネットワーク)などの実用化も進んできており、実際にビットコインを使用するメリットなども増えてきているため、将来的には金などの貴金属を上回る可能性があるとの意見も出ています。
次の半減期で「ストックフローは金と同等」に
別のTwitterユーザーである「@100trillionUSD」氏は、ビットコインのストックフロー(*1)に基づいて、将来的にビットコインの価値が10万ドル〜100万ドル(1,100万円〜1.1億円)に達する可能性があることを語っています。
(*1)ストックフロー:ストックとは資産などの「ある一時点において貯蔵されている量」のことを指し、フローとは収入・支出などの「一定期間内に流れた量」をいう。これら二つの要素は経済状況を読み取る上で重要な2つの要素となっている。
#bitcoin (red) is undervalued to gold, silver, palladium, platinum (blue) based on stock-to-flow (SF). Silver SF is 22 and market value $300bn, bitcoin SF is 25 and market value only $65bn. But the gap is closing! Next halving bitcoin SF = gold SF .. market value gold is $8trn ? pic.twitter.com/XbjJh7uMOc
— planB (@100trillionUSD) 2019年2月20日
ストックフロー(SF)に基づいて考えると、ビットコイン(赤)は金、銀、パラジウム、プラチナ(青)に比べてまだ過小評価されています。
シルバーのSFは22で市場価値は3,000億ドル(約33兆円)、ビットコインのSFは25で市場価値はわずか650億ドル(約7.2兆円)です。ですがギャップは狭まっています!次の半減期で「ビットコインのSF」と「金のSF」は"=(イコール)"になります。金の市場価値は8兆ドル(約885兆円)です。
「@100trillionUSD」氏は、ビットコインは「金、銀、パラジウム、プラチナ」に比べるとまだ過小評価されているものの、このギャップは徐々に縮小していると説明しており、次の半減期でビットコインのストックフローが金と同等になると語っています。
ビットコインは「デジタルゴールド」となるか
ビットコインが実際に金の代用手段として使用されるようになった場合には、世の中の仕組みも大きく変化することにもなるため、実際に世界の中央銀行などでビットコインが採用されるかどうかに関しては今の所はっきりとはわかりません。
しかしながら、ビットコインの価値を認め、長期的に支持する人々は徐々に増加してきており、価格予想の面に関してはビットコイン価格が1億円に達するとの予想も増えてきています。
最近では以前から1億円の予想を掲げていたJohn McAfee(ジョン・マカフィー)氏に続き、IBMのブロックチェーン・ソリューション責任者であるJesse Lund(ジェシー・ルンド)氏も『ビットコイン価格が将来1億円に達する可能性がある』と語っています。
金やビットコインの潜在的価値や今後の価格に関しては様々な意見が交わされていますが、ビットコインを価値の保存手段として信頼する人々も徐々に増えてきており、長期的に見るとビットコイン価格は徐々に上昇を続けているため、数年後には「デジタルゴールド」として正式に認められ、価格が「740万円」に達する可能性があるとも考えられます。
2019年2月25日|ビットコイン(Bitcoin/BTC)の価格
ビットコイン(Bitcoin/BTC)の価格は先日24日に46万円近くまで上昇していましたがその後大きく下落したことによって、2019年2月25日時点では「1BTC=425,509円」で取引されています。
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