Blockchains LLC：ネバダ砂漠「スマートシティ化」計画｜イノベーションパーク構築へ

by BITTIMES 2018/11/03 2019/01/10 02:39

ブロックチェーンを活用した大規模な計画に取り組んでいる「Blockchains LLC」は、アメリカ・ネバダ州にある広大な砂漠地帯に「Blockchain技術」をベースとしたスマートシティを建築するためのプロジェクトに取り組んでいます。

1. 砂漠地帯にハイテク都市を｜Blockchains LLC
2. ブロックチェーン基盤の生活環境
3. 顧客中心型のエネルギープラットフォーム
4. スマートシティは「海上」にも

砂漠地帯にハイテク都市を｜Blockchains LLC

Blockchains LLCは、アメリカ・ネバダ州の砂漠地帯に東京ドーム約5,800個分に相当する67,000エーカーの土地を購入し、ブロックチェーン技術を基盤とした最先端技術を盛り込んだ「ハイテク都市」を建築するための取り組みを行なっています。

イーサリアムのブロックチェーン技術を活用した金融サービスや分散型アプリケーション（DApps）を提供することに重点を置いて、社会に新たな変化をもたらすことを目指している「Blockchains LLC」は、新しいビジネスと居住地域を創出するためにこの財産を取得したと説明しています。

ブロックチェーン基盤の生活環境

Blockchains LLCが進めている「スマートシティ計画」には、
・ブロックチェーン技術
・人工知能（AI）
・3Dプリンター
・ナノテクノロジー
を融合させた、高いセキュリティを備えた安全な「イノベーションパーク」の構築計画なども含まれていると伝えられており、数千人の人々に新しい生活環境を提供する「住宅ユニット」や、最先端テクノロジーを活用した金融、ビジネス、学校、小売などのコンセプトも含まれていると説明されています。

All the speculation stops now! We are excited to announce that we are building the first smart city based on blockchain technology from the ground up. Complete with schools, businesses, renewable energy and homes. #blockchainsandbox pic.twitter.com/4i0I2dNxtS
— Blockchains LLC (@BlockchainsLLC) 2018年11月1日

もう想像だけの話ではありません！
私たちはブロックチェーン技術をベースに、学校、住居、企業、再生可能エネルギーを完備した初めてのスマートシティを一から構築することを発表しました。

顧客中心型のエネルギープラットフォーム

Blockchains LLCは、2018年11月1日にネバダ州で140万人の顧客と年間4300万人以上の観光客に幅広いエネルギーサービスを提供している「NV Energy’s」との了解覚書（MoU）を締結しています。

この両社は、顧客がエネルギーの創出、消費、保管、取引を管理する「顧客中心型のエネルギープラットフォーム」をネバダのエネルギーフレームワークに統合することを目的としており、ブロックチェーンベースの「イノベーションパーク」を構築することを目指しています。

Blockchains LLCの創業者兼CEOであるJeffry Berns（ジェフリー・バーンズ）氏は、今回のMoUに署名する際に次のように語っています。

このような種類の共同研究はブロックチェーン技術の真髄です。このパートナーシップは「イノベーションパーク計画」の始まりに過ぎません。

この大規模なプロジェクトは、初めにネバダ州公益事業委員会（PUCN）に提出され、承認を得た上で2019年後半に開始される予定となっています。

スマートシティは「海上」にも

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ブロックチェーン技術を活用した「スマートシティ計画」は、複数の企業や団体によって、世界各地で進められています。砂漠地帯に構築されるスマートシティもあれば、海の上に浮かぶ「海上都市計画」なども進められており、それぞれのプロジェクトが独自の魅力を備えています。ブロックチェーン技術を活用した壮大なプロジェクトの一つである「スマートシティ」からは目が離せません。

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