
ヴィタリック・ブテリン氏、分散化に大きく貢献するアップグレードを提唱
スマートウォッチでクライアントを実行
イーサリアム(Ethereum)創設者のヴィタリック・ブテリン氏が2024年10月23日に自身のブログで、今後予定されているアップグレードにより、スマートウォッチでクライアントを動かせる可能性を明らかにしました。
ヴィタリック・ブテリン氏はここ数週間でブログを連日更新しています。「イーサリアムプロトコルの将来的な可能性」をテーマにブログを執筆しており、今回のブログ記事では、主に「The Verge」に触れました。
ヴィタリック・ブテリン氏は上記のアップグレードによって、チェーンの検証に伴うコストを低下させ、クライアントに要求されるハードウェア要件を引き下げることが可能だと説明しています。具体的には、数GBのストレージを必要としない仕様が理想だと述べました。
数GBのストレージを必要としないクライアント・ノードは「ステートレスクライアント」と呼称されており、将来的にはスマートウォッチのようなデバイスでも、クライアントを実行できる環境を目指しています。
このようなハードウェア要件の引き下げは、より多くのデバイスがイーサリアムの検証に参加できることを意味し、分散化に繋がります。
ヴィタリック・ブテリン氏は従来から分散化を重視する姿勢を見せています。自身が創設したイーサリアムだけでなく、2024年9月には一定の分散化レベルに達していないL2については支持しない旨を明らかにしました。
The Vergeの仕組みとハードル
The Vergeは前述した通り、ハードウェア要件を引き下げて、より気軽にクライアント・ノードを実行できるようにすることを目指しています。現在のイーサリアムは検証にあたって、イーサリアムの状態を記録したデータを数百GB分保存する必要があり、年々データの容量は増加していく仕様です。
The Vergeの焦点はイーサリアム全ての状態を保存しなくとも、ブロックを検証できるようにするという点です。このことから、The Verge後のクライアントについて、ステートレス(状態がない)クライアントと呼称されています。
一方で、ヴィタリック・ブテリン氏は上記の実装にはデータ構造を変更することで計算上の問題が生じるといった課題を指摘し、実装にはいくつかのハードルが存在すると述べました。
イーサリアム関連の注目記事はこちら
Souce:ヴィタリック・ブテリン氏ブログ
執筆・翻訳:BITTIMES 編集部
サムネイル画像:Freepikのライセンス許諾により使用
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