
UAEで金融革新:テザー社「ディルハム連動ステーブルコイン」発行へ
米ドル連動ステーブルコイン「USDT」を発行しているテザー社(Tether Limited)は2024年8月21日に、UAEディルハム(AED)に連動した新しいステーブルコインの開発計画を発表しました。
新しいステーブルコインは、アラブ首長国連邦(UAE)の流動性の高い準備金で完全に裏付けられます。テザー社の厳格な基準に基づき、各トークンをUAEディルハムの価値に連動させ、安定性と信頼性を確保します。
同社の今回の取り組みは、UAEの経済界をリードするフェニックス・グループと共同で取り組まれています。さらに、グリーン・エイコーン・インベストメンツ社も支援を表明し、業界内外から注目を集めています。
テザー社のCEOであるパオロ・アルドイーノ氏は、新たに開発されたディルハム連動ステーブルコインは、UAEディルハムで安全かつ効率的な取引を行いたいと考えている企業や個人にとって不可欠なツールになると語っています。
テザー社のステーブルコインの選択肢を増やす「ディルハム連動ステーブルコイン」の開発イニシアチブを発表できることを嬉しく思います。
UAEの世界経済における存在感が日に日に高まっています。我々が開発するディルハムペッグのトークンは、ユーザーの皆様に新たな可能性を提供するものと確信しています。
テザーのディルハム連動ステーブルコインは、国際送金や取引、デジタル資産の多様化など、UAEディルハムを用いた様々な取引を、安全かつスピーディーに実現する重要なツールとなるでしょう。
また、共同で取り組みを発表したフェニックス・グループCEOのセイエドモハマド・アリザデファルド氏は「この協力はイノベーションへの我々のコミットメントを示すもので、アブダビの先進的な姿勢がこの取り組みの理想的な出発点になる」と述べています。
この新たなステーブルコインは国際貿易や送金の効率化、取引コスト削減などUAE地域の金融エコシステムに大きな影響を与える可能性があるとされています。
ステーブルコイン市場は現在1,500億ドル規模で、2028年には2.8兆ドルまで成長すると予測されています。UAE国内では2022年以降、仮想通貨規制庁(VARA)設立を契機に利用が急拡大しています。ドバイやアブダビは仮想資産とブロックチェーン技術のグローバルハブとしての地位を固めつつあります。
テザー社は金担保型の米ドルステーブルコインなど新たな取り組みを積極的に続けているため、今後のさらなる発表や新製品などにも注目です。
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Souce:Tether公式発表
執筆・翻訳:BITTIMES 編集部
サムネイル画像:Freepikのライセンス許諾により使用
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