
フィンテック市場でドイツがイギリスを超える日
Barkow Consulting社(ドイツ・大手コンサルティング企業)の最新の報告によると、ドイツが行なったフィンテック投資額はわずか1年で38%も増加しています。
それに対してイギリスは34%ダウンしており、2017年中にはドイツがEU諸国でトップのフィンテック先進国になる可能性が出てきました。
特にドイツは、フィンテック技術を使うベンチャー企業と中央銀行に大きく投資をしており、将来性を見越した上で投資を行なっています。
フィンテックで金融業界は破綻するのか
イギリス銀行の総裁マーク・カーニー氏が「ロンドンは世界をリードするフィンテック技術の中心地になる」と発言し注目を集めましたが、その後のG20、金融安定委員会の場で「フィンテックは金融業界を破綻させ金融の変動制を悪化させる可能性もある。」とフィンテック技術に関して、イギリスがネガティブな立ち位置だということを各国代表の前で発言しました。
イギリス銀行トップの矛盾した発言とフィンテック投資額の大幅な削減
現在のイギリスは、すでにフィンテック産業から退いていく方針で動いているかのようにも見えます。
ブロックチェーン導入へ|ドイツ中央銀行
混乱するイギリス銀行とは対照的に、ドイツの中央銀行はフィンテック技術に前のめりの姿勢で動いており、証券取引にブロックチェーンを導入するプロジェクトが動いていることを公式に発表しており、すでに試作品の運用段階まで来ています。
この試作品は「証券」と「電子マネー」の取引を行うシステムで、証券取引に本格的に導入するために日夜研究を行なっていると報じられています。
ドイツ中央銀行、ビットコイン肯定派へ
ドイツ中央銀行はビットコインにも強い関心をしてしており、先日行われた「ブロックチェーン・テクノロジー(機会と課題)」というイベントで「このイベントは、ブロックチェーンの技術的成果、特に金融部門でのビジネスケースについて、それを実現するために取り組んでいます。またビットコインがブロックチェーン技術の可能性の代表例として続いていけるのか、という疑問についても話し合いをしています。」と発表しています。
同中央銀行は、過去にビットコインの規制を行おうとした経歴もありますが、現在はそのスタンスを大幅に変更しビットコイン・ブロックチェーン技術は金融業界に大幅な効率向上をもたらす可能性が高い技術として投資の後押しをしています
フィンテック革命が最初に起きた国でもあるドイツは、今後も世界のフィンテック・リーダー国として走り続けていくだろうと期待されています。
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