
日本銀行:中央銀行デジタル通貨の実証実験「2021年春」に開始|民間事業者とも連携
日本銀行(日銀)が中央銀行デジタル通貨(CBDC)の機能を確かめるための実証実験を2021年春から開始することが「NHK」の報道で明らかになりました。春から開始される実証実験は「第1弾」と位置付けられており、『民間事業者とも連携しながら、システム上で取り引き履歴を記録する台帳を作るなど、デジタル通貨の流通・発行に関する基本的な機能を確かめる』と報告されています。
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CBDC実証実験の第1弾「2021年春」に開始
日本銀行は2020年10月に『中央銀行デジタル通貨(CBDC)の実証実験を2021年の早い段階で開始することを目指している』ということを明らかにしていましたが、今回の報道では『日銀が中央銀行デジタル通貨の機能を確かめるための実証実験を2021年春から正式に開始する』ということが報告されています。
2021年春から開始される実証実験は「第1弾」と位置付けられており、具体的には『民間事業者とも連携しながら、システム上で取り引き履歴を記録する台帳を作るなど、デジタル通貨の流通・発行に関する基本的な機能を確かめる』と説明されています。
「第1弾の実証実験」は1年程度の期間をかけて実施される予定となっており、その後は実証実験の結果を踏まえてデジタル通貨の実現可能性を検証するための「第2弾」へと移行していく方針だとされています。
国際的な環境の変化に対応する準備を進める方針
日銀はこれまで通り『現時点で中央銀行デジタル通貨を発行する計画はない』という立場を維持していますが、CBDCの実証実験などを事前に進めておくことによって『将来的な決済システムの安定性を確保するために、国際的な環境の変化に対応する準備を進めていきたい』と考えているとのことです。
中央銀行デジタル通貨(CBDC)の研究・開発は世界中の様々な国で本格的に進められており、バハマ中央銀行やカンボジア中央銀行が同国の中央銀行デジタル通貨の運用を開始している他、中国では一般市民が参加する実証実験なども実施されています。
なお、2020年10月に日銀が明かしたCBDCの実証実験計画では、以下のような手順で実証実験を進めていく予定であることが説明されています(詳細は『日本銀行「一般利用型CBDC」に関する方針を公表|2021年度早期に概念実証を実施』の記事に記載)。
【概念実証フェーズ1】
・システム的な実験環境を構築し、決済手段としてのCBDCの中核をなす、発行、流通、還収の基本機能に関する検証を行う
【概念実証フェーズ2】
・フェーズ1で構築した実験環境にCBDCの周辺機能を付加して、その実現可能性などを検証する
【パイロット実験】
・概念実証を経て、さらに必要と判断されれば、民間事業者や消費者が実地に参加する形でのパイロット実験を行うことも視野に入れて検討していく。
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